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だそうです

良質なラウンジ・ミュージックコンピとしての works.after の話

遅い告知なのですが Diverse System 様の「works」シリーズ最新作「works.10」に、Scud2 名義で 1 曲提供させて頂いておりました。

works10.diverse.jp

「works」シリーズは BPM120 のハウスが驚くほどめっちゃ入っているコンピレーションとして世界規模で考えても唯一無二というのがあるのですが、今回は敢えてこちらではなく「works.after」について紹介したい。

diverse.jp

いわゆる「coding soundtrack」的なコンセプトを持つ「works」シリーズですが「works.after」では「作業が終わったあと」をコンセプトとしており、それまでのシリーズとは一線を画する「ローファイ HIPHOP 」のコンピになっています。

works.after は作業を終えて、何もしたくない人の為の Lofi Hiphop な CD です。

(CDオビより)

ローファイ HIPHOP とは何なのかというと、以下の記事に詳しいので、そっちを参照してもらえればと。

www.beipana.com

で、今回、Diverse System からこういった「ローファイ HIPHOP 」のコンピが出たというのは、個人的にはとても意義深い事だなと思うわけです。

というのも、ローファイ HIPHOP 周辺の、いわゆる「ラウンジ・ミュージック」は、どちらかと言えばメインストリームにはなりづらいジャンルの一つで(まぁ踊ったりできる訳じゃないから、という程度の意味づけです)、そういう「メインストリームになりづらいもの」というのは、企画やコンセプトもなかなか難儀するし、好きな人は好きなんだけど範囲も狭いし、とか、色々あったりすると思うんですね。Garage Challenge 大変お疲れ様でした。

diverse.jp

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と思うんですが、Diverse System では「AD:HOUSE」を始めとする「単体のジャンルでやる企画」には一定の強みを持っていて、これはサブレーベルとかを持たない、ひとつのレーベルというオブジェクトで考えるとなかなか珍しい特性だと思うんです。普通、ジャンルは 1 つか 2 つっていうところが多いですし。

こういった単体のジャンルで一つのコンピを出せる強みが「works」というシリーズによって更に拡張されていて、今回の「works.after」もその拡張された流れを汲んでいる企画ではないかと思っているわけです。

実際「works.after」に参加されているアーティストの方々はローファイ HIPHOP 専業という訳ではなく、それこそ Diverse System の企画で色々と活躍されている方が多いんですね。

tower.jp

もちろん商業ベースとしての「ローファイ HIPHOP のコンピ」は既にいくつかあって、参加してるアーティストもいわゆる Chillhop 界隈のドープな方々なわけですが、こういうジャンルの領域に自分たちの強みとして「ローファイ HIPHOP のコンピ」というアウトプットが出来るというのは、とても意義深いなと。

実際のところ「作業を終えて何もしたくない時のBGM」として「works.after」のコンセプトはこれ以上無いぐらい成功しており、いや、そういう「場面に応じて使える音源ってなかなか自分で探すの難しいよね」という要望に対して、見事に答えを提示できているのって、ローファイ HIPHOP というジャンルかどうかにかかわらず、地味にすごいなと思うわけです。

tower.jp

自分が敬愛してやまない「Cafe del Mar」のコンピこそ、いわゆる「場面に応じて使える音源」の最高峰ではないかという思いがずっとあるのですが、今回の「works.after」を聴いて、この思いにかなり近いものを感じた、ということをブログでお伝えしたく、この記事を書いてみました。

個人的には「Diverse System のコンピレーションです、それ以外の説明は不要」というものこそ、Diverse System (多様なシステム)というレーベル名が最終的に示すものであり、目指していくところだったりするのかなとか、改めて感じたりしたわけですが、まあ、そういうのとは別に、ラウンジ・ミュージックとして「works.after」めっちゃいいですよ、というのをお伝えしておきたい次第であります。

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