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stop, look and listen

Tay Zonday / Chocolate Rain について

イントロダクション

 とりあえず以下の動画をご覧下さい。すでに見たことがある、という人も多いかも。

 

 この記事では、この「濃い目の黒人男性がシリアスな感じの楽曲に乗せてコクのある歌声を披露する」動画について解説したいと思います。

動画解説

 投稿者の Tay Zonday 氏が歌う「Chocolate Rain」は氏のオリジナル楽曲です。

 「**I move away from the mic to breathe in」は、いわゆるブレスノイズの発生を抑えるためにマイクから口を離している挙動のことを指しているものと思われます。初めて見ると「なんでいちいちマイクから離れてるんだろう?」という疑問が浮かびますが、要はそういう事です。口を右側に捻っているように見えるのもそういった理由からでしょう。

 曲はテクノやハウスの要素を取り入れたプログレッシブな感じのトラックです。4:27 あたりで歌唱が終わるまではほぼ一辺倒の展開が続きます。最後に「MP3を無料ダウンロード!クリエイティブ・コモンズのライセンスに準拠します」と出て動画は終わります。4 分ほどの動画なのですが展開が地味なので「長いな!」と思われるかもしれませんが、我慢して聴いて下さい。

ていうか何なの?

 この動画ですが、元々は YouTube「見た目に反して声の印象が違いすぎる」ということで 2007 年ぐらいから話題になったことに端を発します。いわゆる「YouTube 出身のアーティスト」の1人であると言えます。

 アメリカ版のふたば☆ちゃんねるである「4chan.org」では、そのインパクトからは当初ネタとして扱われていたようで、彼自身は以下のように述べています。

 「"Chocolate Rain"のブームは、4chan.org でよく見られるインターネットのミームとして広まったのが最初じゃないかな。"ブレスが入るからマイクから離れてます"っていうのがツボに入ったんじゃないかと思うよ。変なコラ画像とか動画もあって、正直、なんでこんなに流行ってるのかは分からないんだけど、それがわかってたらあえて曲を作る理由なんて無い気もするしね(だからこれからも作り続けるよ)」

 検索結果を見るに、アメリカ独特の感じで流行していることが伺えます。

 露出以降、歌手としてのキャリアも積んでおり、分かりやすいところでは weezer のブライアン・ベルと weezer の楽曲である「Pork & Beans」をアコースティックな感じでデュエットしたりしています。ブライアンに喰ってかかるかのようなチョコレート風の濃い目な存在感が素晴らしいですね。

 

 その他には America's Got Talent に出たりなんかもしていますが、2011 年だと旬をちょっと過ぎているためか観客が微妙な反応だったりするところにインターネット時代の侘び寂びを感じます。年齢も重ねてきているので、デビュー当初ほどの「顔と声のギャップ」が無い事も原因でしょうか。

 

 Green Day のドラマー、Tre Cool が彼の曲をカバーしていたりしたようです。基本に忠実ながらも、やはり本家の完成度はすさまじいな、と感じる動画になっています。

 

 なお、最初に記述し忘れましたが「Chocolate Rain」のオリジナル動画は本記事執筆時点で再生数 9500 万回を記録しています。インターネットミームの「リックロール」でおなじみ「Rick Astley / Together Forever」でさえまだ 370 万回再生なので、そう考えるといかに Chocolate Rain が再生されているかがお分かり頂けるかと思われます。

まとめ

 現象自体は 2008 年ぐらいから確認していたのですが、なかなか日本語の記事が出来てこなかったので自分で書き起こしてみました。文献は英語版 Wikipedia からウンコみたいな英語力で意訳しておりますので、参考程度に読んで頂ければ幸いです。

 個人的には結構好みの楽曲であることを付記しておきます。

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