読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ltcmdr927ateblo

stop, look and listen

ベンチャー企業に就職したい学生に知っておいて欲しいこと

 ベンチャー企業に就職したい学生に知っておいて欲しいことを書きます。ベンチャー企業というのは大まかに言うと2つのタイプに分かれます。

A) 従業員が一丸となり、新しい技術や高度な知識を軸に、本当に創造的・革新的な事業を行う事ができるベンチャー。
 
B) 従業員が一丸となり、新しい技術や高度な知識を軸に、本当に創造的・革新的な事業を行う事ができる(と従業員には思わせておき、実際には将来、会社を上場・売却する事のみが最重要目標となっている)ベンチャー。

 あまりピンと来ないかもしれませんが、事業(会社)というものは、売却・買収する事が可能です。事業を売却することで、例えば従業員の給料がアップしたり、株式売却によるキャピタル・ゲインを得ることが出来たり、今よりもいいオフィスで仕事が出来るようになったり、など参画者にとってもいくつがメリットがあったりします。

 ですが、売却された事業というのは通常、買収した会社のものとなりますので、それまでやってきた仕事がある日突然出来なくなったり、かつての従業員がいきなり解雇されたり、今までの自分たちの事業とは全く関係無い事をやらされるようになったりなど、デメリットと呼べるようなものも多々出てくる可能性があります。

 ベンチャーに就職したいと考えている学生の皆さんは「ベンチャーに就職する」ことに「大企業、中小企業へ就職すること」よりも多くの魅力を感じていることと思います。その最たるものはおそらく「自分の力を試したい・会社に1から参画することで成長したい・本当に好きなことだけをしたい」といった事が主なものではないでしょうか。

 もう一度言いますが、事業(会社)というものは、売却・買収する事が可能です。上記のような魅力を感じてベンチャーに入ったけど、気がついたら好きなことやれてない、成長もしてない、オフィスが移転して狭くなった、など、様々な現象を目の当たりにしてしまうかもしれません。

 ですが、会社を売却するということ自体はそれほど珍しい事例ではありません。ベンチャーで企業し、IPO(株式公開)で上場を目指すのか。ベンチャーで企業し、事業売却を目指すのか。どちらの可能性も有り得ますし、どちらが良い悪いというのもありません。イメージ的にはIPOで上場だろ、という方が強いとは思いますが、後者も無くはない話です。

 ただ「本当に好きなこと」をしたくて入社したベンチャーが、事業売却を目的としたものである場合、その「本当に好きなこと」が将来的に出来なくなる可能性が出てくることは大いに考えられます。事業売却が完了した瞬間に取締役が全員総取替えになるとか、わりとありがちな話です。そういう場合、売却する側は事業売却がゴールなので「売却できて良かった~」という感じなのですが、「本当に好きなこと」をやって会社を支えてきた皆さんからは、そういった取締役の振る舞いはずいぶん不誠実に映るかもしれません。創業以来、従業員同士の信頼関係を厚くし、会社が成長してきたなら尚更のことです。

 しかし、それ自体はベンチャーのゴールとして否定されるものではありません。学生の皆さんには、自分が入ろうとしているベンチャー企業がどちらのベンチャーに属するのか、鋭い嗅覚と観察眼、情報収集によってきちんと見極めて欲しいし、自分がやりたい事とマッチするベンチャー企業に入って、大活躍して欲しいと強く願っています。

広告を非表示にする