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stop, look and listen

ダイソーは凄いと思う

個人的に、ここ10年でもっとも買い物の概念を変えたのはダイソーだと思っている。

何か日常の細々とした雑貨が欲しいと思った時、まず「ダイソーにあるかな?」と思わせるようにしたというのが凄い。とにかくまずダイソーにあるかないかを基準とさせている現状が凄い。

するとここで「そんな事言ってもダイソーで売ってるレベルじゃ使えないものも多いよ」と反論する人も居るかもしれないが、意外とそんなこともない、ダイソーで売ってるレベルのものでだいたい事足りてしまうという事になりつつあるのも凄い。これは商品自体のクオリティが良くなってきたからなのか、あるいは消費者のクオリティに対する沸点の低さが逆に良かったということなのか、どちらなのかは分からないけど、少なくとも「ダイソーで買ったもので済んだ」と思えるようになってきているというのが凄い。

「ダイソーに無かったらセリアに行こう」「キャンドゥに行ってみよう」となるのも凄い。ダイソーに無かった場合の受け皿が同じ100円ショップの同業他社ということは「セリア・キャンドゥに無かったらダイソーに行ってみよう」という相乗効果となっているということでもある。異形他社の割り込む隙が無い。そしてだいたい100円ショップのどこかで用が足りてしまう。凄い。

「100円ショップに無いものもあるじゃん」という意見があるかもしれないが、そういうレンジの商品は最初から相手にせず、ひたすら下の方を拾っていっているという戦略も凄い。下の方を拾うことが結果的に「ダイソーにあるかな?」という行動を生んでいることになる。そればかりか、最近は「ダイソーにないと思ったけどあった」という商品もどんどん増えてきているし凄い。

「ダメな商品もある」という点を包み隠していないのも凄い。「ダイソーで試してみてダメだったらちゃんとしたの買えばいいや」という事にさせているのが凄い。そしてそういった悪評をなるべく掬っていて、徐々にナイスな商品が増えつつあるという企業努力も凄い。

というか「この商品はダイソーにしかない」という商品を作ったのが凄い。ただそれは商品の機能や造型などに主眼を置いた話ではなく「100円でこの機能を備えた商品」という値段を先に立たせた商品づくりをしたというのが本当に凄い。100円という価格にアジャストさせたのも凄い。100円の洗濯ハンガーとかタッパーとか、深刻なレベルで凄い。

まあプロダクトというのは安くて良いのが一番だし、安かろう悪かろうという言葉もある訳なんですが、そういう清濁を併せ持ってなお今も開き直りつつ元気に営業している100円ショップの祖を築いたダイソーという企業は本当に凄いなと改めて思った次第です。

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